「渋川の家 冬の日射し」2013-03-02

                     写真:ダイニングからリビングをみる

秋口から工事が始まって 年頭に完成お引き渡しした
家中に温かな空気がまわる 家。

空気集熱式パッシブソーラーを 導入していただいた
その効果が 充分あらわれていました!

とっても温かな家になりました!

この厳冬のさなか 訪ねるたびに その効果が実感できて

建主さまにも「温かい家!」と言って頂いて

結果は住んでみないと の推測の域をでない懸念もありましたが

実際のこの効果は予定通り」といってしまって過言ではないくらいです。


もう一つ、この建物は庇を1m近く長くしています。
夏涼しくするためです。もちろん家を守る役目も。

それだけ長い庇では冬は陽射しがへやに入ってこないのでは?
冬は陽射しがぐっと傾くので 写真のとおり 
へやの奥まで
温かい家です。

「和紙の壁紙」2013-01-25

       写真:市松模様に貼ってみた和紙の壁

壁を他の材質でできないか、、

和紙をもっと住居に使えないものか、、

予てより模索していたのですが、

今回、和室の一部に和紙を貼らせていただきました。

写真はまだ施工中の状態なのですが

今までのイメージの和室とは一味ちがった

明るく少し洋風ながらも 和紙の風合いで温かさもある

なかなかの良い雰囲気に出来に仕上がりました。


和紙を使ったインテリアは ライトアップした大判ものなどで

飲食店やホテルのロビーなど商業施設では使われていますが、

一般住宅では 障子や小さなランプの他ほとんどみられません。

生活の中にこのように もっと日本らしい素材を使ったインテリアをとりいれられたらいいですね。


ホームページで案内もいたしますのでご覧頂ければと思います。

「明けましておめでとうございます」2013-01-01

   写真:南フランスを訪ねた時、高台から見たカンヌの街


人を守る建物 人を包む建物

そういったことを忘れず 精進していきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。

「造作アイランドキッチン」設置しました。2012-12-20

       写真:H邸ダイニングからキッチン・リビングをみる。

渋川のH邸。
秋口に着工してから季節も初冬へ移り
木工時の過渡期が終わって・・
ようやく内装が見えていました。

キッチンを自分仕様に 製作しました。

施主の要望を入れながら 計画。
部材を吟味しながら
使い勝手に こだわった 自分だけのキッチンのカタチ。
完成しての設置には わくわくです。

天板を扱いやすいステンレス製の予定が 
黒の人造大理石に変更になりましたが
サイズは勿論 収納一つ一つのサイズや位置についても 
使いやすい形に纏めました。

当社ではキッチンに限らず 収納のための棚なども
細かに 施主のご希望を盛り込んだ仕様を
形にすることを大切に考えています。

内装はできる限り 自然材料で提案しています。
H邸では 無垢材や石材、珪藻土を施主も参加で塗っています。

仕上がりの様子を 少しづつご案内していきます。

「寒さ対策システム」2012-11-07

                         写真:屋根にしかけあり

渋川といえば 伊香保温泉が有名なところ。
写真のしかけのある屋根から見えている遠くの山すそがそうです。
赤城山が紅葉でみのがせない名所でもあるのでその時期が楽しみ。

寒さ対策。家づくりには大事な要因。
次世代省エネルギー基準(国土交通省)では、
住宅の省エネルギーの観点から日本全体を6地域に分けていて、
群馬は埼玉と同じⅣ地域。
北部になると一段寒いⅢ、Ⅱの地域もあるようですが。

渋川は埼玉と大きくは変わらない気候です。
とはいえ、寒い時期が長いものとして計画しました。

暖をとるために 今回はあるシステムを導入して頂きました。
空気集熱式ソーラーシステムです。

屋根で集めた温かな空気を家の中に取り込んで、
家全体を温め、頭寒足熱でヒートショックのない温感が
得られることを計画しています。

その温かい空気が、屋根部分をもれなく流れてくれるかどうかの
実験も。煙を封じ込めて8人の目で確認。
職人さんたちにとってはドキドキものだったようでした。

エネルギーについて改めて考えていかなければならない
時代になりましたが、使われてきたもの、開発中のもの、
使われ始めたもの、、
充分にみて、選択していきたいと思います。

上棟しました。2012-10-19

秋晴れにめぐまれて、上棟しました。

基礎の確認2012-09-22

                     写真:基礎コンクリート打設

工事の現場らしくなってきました。
一回目のコンクリートがすでに固まって、
次の段階へと 着々工事が進められていきます。

本日のポイントは、
基礎と土台をつなぐアンカーボルトと
柱と基礎をつなぐホールダウン金物の点検。
所定の位置に設置されているか、
スケールを当てて確認していきます。

そして今日施工したコンクリートの
養生日数を経てから 枠を外します。

大抵、基礎職人さんがまちがいなく施工しています。
現場の確認は 設計者として大事な監理業務なので。

多くの目でみること、何にでもいえるかもしれませんが、
大事なことです。

「着工しました」2012-09-08

              写真は:新しい現場の敷地 渋川市

見晴らしの良い高台の
友達をたくさん招いて 楽しく過ごす 家、
着工しました。

主に図面で検討してきた新しい家のすべてが
一つひとつ目の前で立体になっていきます。

机上ではみてとれない土地の状態が目の前に。
この夏で草がまたまた生茂っていて まず草刈りから始めました。

地面が見えてきたら、基礎地盤の高さの位置を決めます。
これは後では絶対変えられない、道路との高さの関係が決まる作業で、玄関までの階段の数や高さ、スロープならその角度に影響していきます。

普通 地盤調査は 設計の早目の段階で行います。
杭や地盤改良が必要な地盤だと 基礎工事に入るまで
それに相当な日数がかかってきます。

木杭で建物の位置を押さえて 周りの景色を確認し
お隣りとの間のとりかたも良し。

あとは職人さんたちの技術を見せてもらうのが楽しみで。
さぁ!着工しました!

「大屋根の家」完成しました。2012-05-25

平屋30坪、杉桧の薫るやさしい空間が広がっています。
夏冬の日射を考慮して庇を深くし、窓の位置を吟味した
風通しも計画どどおりです。

間取りや動線はもちろん、
廊下の幅や引き戸の仕様、
キッチンの規模や浴室のスペース、
納戸の仕様や物入れの大きさ、
あらゆる動作範囲の物の高さ、
ナドナド、内装の細部まで、

長い時間をかけて建主さまとの打ち合せしてきましたことが実り、
もうすぐお引き渡しの時期がきました。
建主さまにも大変ご熱心でしたので、きっと愛着をもって住まわれることでしょう。末永く豊かで幸せな生活をお送り頂くことを、心からお祈りしております。

構造材の検討から、内装・仕上の納まりまで、多くのことをお手伝いさせて頂きましたが、もう少ししましたら、写真をホームページの方でアップしますので、見て頂きたいと思います。よろしくお願い致します。

敷地と日射し2012-03-28

設計のご依頼を頂いて、敷地の状態を調査してきました。
一つ終わると次のお話を頂いて、感謝しつつ丁寧にお仕事を遂行させて頂くこと、気持ちを引き締めています。
屋根の葺き方を検討するためのゴク簡単な模型です。地形から建物全体への日射を検討する時、南面する屋根の向きや窓面の向き、夏、冬の日射しの方角や角度など。まわりの眺望も大切ですし、土地がらの風の向きも特徴があるかもしれません。そのような要素を早めに検討しておきます。
建主さまから沢山お話をうかがって、詳細なプランニングを経て、納得がいくまでものに纏るまで日数もかかりますが、いつまでも大切に住んでいただける、愛着を持って頂ける家ができるための、大切な過程です。。