茶会の研修会2012-07-25

大宮盆栽公園にある民家園縁側
    <写真はかつて訪ねた大宮盆栽町民家園での縁側と庭>

お世話になっているお茶の先生に茶会の研修会に招かれました。
私は生徒というわけでなく、お客の一人になって
おいしいお抹茶をいただくという、うれしい席です。

茶箱を使ったお手前や、煎茶道のお手前を拝見し、
甘~く深いお茶をいただいて日頃にはない静かで贅沢なひとときを
過ごさせていただきました。

心を尽くしたおもてなしの様々なしつらえは、いつもながら日常にない茶会の独特な世界に引き込まれます。
この日は、茶布の端っこに置いた飾り物についてでしたが、
結界ということばが話題になりました。
つくばいや踏み石の坪庭も、茶室と外との結界なのだと、本で読んだことがありますが、気を整えて次の世界へ。なんと繊細で厳しい。

建築での結界といえば、玄関や縁側など、外と内とを結ぶ中間の空間のことで、そのあいまいな部分がなぜか私はとても日本的な感じがして好きです。無駄な空間ともいえるのですが、気持ちに豊かさをもたらしてくれる気がします。

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